本書はITコーディネータ専門知識認定研修教材であり、経済産業省を中心とした国家戦略である「IT経営」に関する専門書として「ビジョン」「競争戦略」「オペレーション」「可視化」の4つのフレームワークを中心に事例企業を使い実践的に分析手法を解説する書としいる。
IT経営の戦略論は昨今の環境の激変する時代に大企業から中堅・中小企業の競争力強化、生産性向上で必須な考え方である。また、IT化については従前からIT化には3つの失敗の原因があるとされている。
(1)経営改革とIT化活動が乖離する。
(2)IT化の各階層が分断してしまう。
(3)利害関係者に対してのディスコミュニケーションが発生する。
この3つのIT化の失敗に対して、トップダウンとボトムアップにより分析型経営戦略論とプロセス型経営戦略論の相互の戦略論を可視化による融合で解決する戦略論となっている。本書は経営戦略部門の経営企画、CIO、経営幹部、如いては多くの経営者の方々にも是非、ご覧頂きたい書である。