本書はアプリケーションSE並びに工場実務者を対象に、生産に関する実務知識を体系的に取り上げ、生産管理システム構築の着眼点と留意点を、分かり易くまとめたものです。そのため工場の全機能を7つのサブシステムとして、生産管理を説明しています。
さらに本書の内容を具体化した外部設計書を、約50ページにわたって公開しています。これの外部設計書は、生産管理システムを体系的に理解するためのヒントとなるだけでなく、実際に生産管理システムを構築する際に、テンプレートとして利用することができます。
第1章 工場業務を単純にIT化したものが生産管理システムではない
第2章 生産管理システムを俯瞰(ふかん)するために欠かせない基礎知識
第 3章 顧客の思いどおりの要求定義を実現するためのポイント
第4章 精度の高い最新の需要情報を生産計画で使うためのポイント
第5章 生産計画の立て方と計画変更への対処
第6章 MRP(資材所要量計画)の考え方と実践
第7章 生産管理の中核データベースとなるBOMを押さえる
第8章 CQDを満たす購買管理サブシステム構築
第9章 工程管理サブシステムの統制機能を向上させる仕組み
第10章 生産管理から考える在庫と在庫管理
第11章 工場財務と原価管理システムの留意点
附 章 本書内容をベースとした生産管理システムの外部設計書
日本の製造業では、満足に動いている生産管理システムは数多くありません。それは「生産管理=MRP=生産計画+購買」という、開発者の思い込みが原因ではないでしょうか。著者の豊富な製造業のコンサルティング経験にもとづいて、関連サブシステムの要求定義の勘どころと、MRPやBOMなどの設計ポイントを具体的に説明します。
製造業で生産管理に携わる実務者、並びに生産管理システムを開発しようとするSEの皆さんに、研修資料としてお勧めします。